2015年3月27日金曜日

【モダンポリリズム講義】自分用メモ1

年初あたりからすっかり菊地成孔さんブームが到来しているのですが、流れに乗ってニコニコ動画にあるビュロー菊地チャンネルなるものの有料会員になってみました。

目的は、モダンポリリズム講義の動画。
私塾であるペンギン大学で教えているのと同じような内容の授業を動画で見られると聞いて、是非私も講義を聞きたくなったのです。

で、ただ漠然と聞いているだけだと身に付きにくいかと思い、ブログに自分用メモを残すことにしました。

以下、講義内容の自分用メモ。



あ、万が一興味を持ったどなたかの参考になればと、まず自分の音楽スペックを晒します。
15歳位までピアノを少々。簡単な楽典とソルフェージュも習ってました。絶対音感有り。
大学時代はMIDIの打ち込みをしたり、友人のバンド用に譜面起こしを手伝ったり。
ここ十年くらい音楽活動からは離れていましたので、もはや指は全然動きません。
好きな音楽はクラシックとプログレメタル、映画やゲームのサントラと、ちょっとジャズです。

さて、では早速講義について。

最初、分音符と連符の説明から入ります。曰く、音符には四分音符、八分音符などに代表される分音符系列と、三連符、五連符などの連符形式があり、頑張ればどちらかに統一することも可能だったのに、何故か二系統がそういうこともなく現在に至る云々。
私は根っからのクラシック教育を受けてきたタイプなので、音符に対してなんの疑問も持ったことがなかったんですが、言われてみればそうだよな。

で、そこから、世の中には「四分の四拍子で一拍に三連符を展開する曲」と、「四分の三拍子で一拍に四つ刻みの曲」があり、どちらも一小節内の刻みは十二個である…うーん、文字にすると全然分からない。

「四分の四拍子で一拍に三連符を展開する曲」
→ブルグミュラーの清い流れ


♪シソレ シソレ ドラレ ラファレ〜 てな感じですね。これは三連符のオンパレードです。 

「四分の三拍子で一拍に四つ刻みの曲」
→ラヴェルのボレロ


むりやり十二個表記すると♪ド(ドドド) ド(ド)シド レドシラ ドッドラ ド〜 あ、でもハットは三連符刻んでてわかりにくいですね。あああ、まぁ備忘録だから自分が解ればいいや。

で、一小節内の刻みが十二個ってことは、四でも三でも割り切れる訳で、四拍子だと思って聞いてる曲は三拍子に、三拍子は四拍子に、脳内変換して聞くことが可能だ、とそういう訳です。

講義内で流れた一曲目。
Galicienne - Bagad Men Ha Tan & Doudou N'Diaye Rose


頑張っても頑張っても四拍子に聞こえます。
理屈の上では三拍子にとれることはわかるんですが、でも四拍子に聞こえる。悔しいので百回位聞いてみたらリズムパートは三拍子としても聞けるようになりましたが、でもメロディが乗ってくるとだめ。四拍子に引きずられます。。。

例題曲、2つ目。
FELA KUTI - OBSERVATION IS NO CRIME


こちらもやっぱり四拍子に聞こえるなぁ。

3つ目。
Jeri-Jeri with Baaba Maal: Gawlo


この曲は三拍子に聞こえます。早いので尚拍が取りづらい。

最後。自曲ですね。DCPRGの名曲です。
DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN - PLAYMATE AT HANOI


これはさすが、どちらにでも聞こえるように意識して作られてるのか、両方で聞き分けられました。

このように曲の箔の取り方を一曲を二度楽しめる、一粒で二度美味しい、曲の賞味期限が伸びるということらしく、今までそんな発想全くなかった私にはまさに目からウロコ!
これがポリリズム(複合リズム)というものか!と膝を打ちそうになったんですが、なんでもこれはまだポリリズムではなく菊地さん的にはクロスリズムの位置づけなんだとか。

ここまでで講義6回目までの内容です。
次回からポリリズムらしいので、もうちょっとリズムを掴む練習をしたら次の動画に入ろうと思います。